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コーラス
クリストフ・バラティエ,ジャック・ペラン
角川ヘラルド・ピクチャーズ
¥ 3,479
(2005-12-22)

製作年:2004年 製作国:フランス 時間:97分
原題:LES CHORISTES
監督:クリストフ・バラティエ
脚本:クリストフ・バラティエ、フィリップ・ロペス=キュルヴァル
合唱:サン・マルク少年少女合唱団
出演:ジェラール・ジュニョ、ジャン=バティスト・モニエ、ジャック・ペラン、フランソワ・ベルレアン、マリー・ビュネル、カド・メラッド、マクサンス・ペラン
評価:

冴えない一人の中年教師が落ちこぼれ少年たちを歌でもって更生させるという、なんともベタなストーリーを素朴なタッチで描いた佳作。実際に合唱団のソリストとして活躍している少年の美しい歌声に癒される。

世界的指揮者であるピエール・モランジュは母親の葬儀の際に里帰りした時、子供の頃の友人ペピノから一冊の日記を渡される。それは少年時代の音楽教師、クレマン・マチューが残した形見であった。フランスの片田舎にある「池の底」という寄宿舎では、親のない子供や素行不良の子供たちが集団生活をしていた。そこに新しく赴任してきたクレマン・マチューは心に問題を抱えた子供たちを救おうと、合唱団の結成をしたのだが…… 

 冴えない一人の中年教師が落ちこぼれ少年たちを歌でもって更生させるという、なんともベタなストーリーを素朴なタッチで描いた佳作です。フランス映画にあるまじき?ここ数年の日本人ウケする作品としてアメリ以上の人気を誇っているらしい。ありふれたストーリーのなかに滲み出る優しさは、大金を積んだド派手なハリウッド映画ではなかなか描き出せない、というところがウケているのでしょうか。

 寄宿舎で繰り広げられる出来事は、石のような心を持つ鬼校長やまるで手のつけられない超問題児といったあまりに普遍すぎるキャラクターによって支えられている。そこで特記すべきは、落ちこぼれ生徒たちに救済の手を差し伸べたのがクレマン・マチューという「平凡」な教師だったということだ。日本にも「金八先生」や「坊ちゃん」といった生徒更生代表格の教師がいるけれど、マチューという男は熱血漢というわけでもなければ赴任したばかりの夜は不安と恐怖に怯えるような男である。そして物語の中では最も我々に近い存在として描かれている。つまりマチューが起こす行動というのは普通の人間が当たり前に感じたことをしたまでであり、そのことがいかに難しく尊いことであるのか、その事実に気付き、考えることもまた観る側に与えられた課題と受け止めることができるだろう。

 問題の生徒を演じた(実際に合唱団のソリストとして活動している)ジャン=バティスト・モニエの歌声がとても美しく、音楽に不思議な力があるという周知の事実をしみじみと感じさせてくれる癒しの映画といったところでしょう。 


JUGEMテーマ:映画

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